完成した小説がなくてもコミックプロジェクトを始める方法
完成した原稿は必要ありません。1章を書いて描画してもらい、そのまま続ければ、物語と一緒にコミックも成長していきます。プロジェクトの設定方法と、描画しやすい章の書き方を説明します。
ほとんどのAIコミックツールは、物語が完成していることを前提にしています。しかし、毎週公開するウェブ連載、まだ形を整えている下書き、または執筆に取りかかる前に確認したいアイデアなど、完成していない物語もたくさんあります。プロジェクトに小説ファイルは必ずしも必要ありません。章は一度に1つずつ手書きで書き、できたそばから描くことができます。
ファイルをインポートしますか、それとも章を手書きしますか?
ファイルをインポート
- 完成した本、またはほぼ完成した本向けです。
- 本文全体を一度に章へ分割します。
- プロジェクトごとに1回だけ実行されるため、2冊の本が混ざることはありません。
章を手書きする
- 制作途中の作品、連載、実験向けです。
- 各章の始まりと終わりを、正確に自分で決められます。
- いつでも章を追加、挿入、編集、削除できます。
どちらの方法でも、最終的にできあがるのは同じものです。番号付きの章のリストで、リクエストするたびに各章が生成されます。本をインポートしてから、書き進めながら新しい章を手動で追加していくこともできます。
設定方法
- 1
プロジェクトを作成する
物語の名前を付け、アートスタイル、ページの形、吹き出しの言語を選びます。これらはすべてのページに適用されるので、今ここで1分ほどかけて設定する価値があります。
- 2
最初の章を書く
空のプロジェクトでは、ファイルをアップロードする代わりに「最初の章を書く」を選びます。最大3,000文字まで貼り付けるか入力できます。
- 3
漫画にするよう依頼する
コミックアシスタントを開き、「第1章を描いて」と入力します。繰り返し登場するキャラクターを設定してから、ページを描きます。
- 4
次の章ができたら追加する
「章を追加」を使うと次の章を末尾に追加できます。「後に挿入」を使うと、すでにある2つの章の間に新しいシーンを入れられます。番号は自動で更新されます。
うまく描画される章を書く
漫画を意識して書くと、いくつかの習慣が見た目に大きな違いを生みます。
場所を伝える
「夜明けの屋上」「狭苦しい地下室のオフィス」。場所を示す2、3語が、すべてのコマに背景を与えます。
体の動きを描写する
「ミラは橋の端に立ち、コートをびしょ濡れにしながら、手すりをつかんでいた」なら描けます。「ミラは途方に暮れていた」では描けません。
1章につき1シーン
一つの場所と時間にとどまる章は、一つのまとまりとして読めるページの連なりになります。
会話を行動に結びつける
二人が話しているだけでも構いませんが、一人がスーツケースを詰めながら二人が話していれば、それはコメディになります。
物語が完成する前の登場人物たち
登場人物には、物語に登場した時点で設定シートが作成されるため、物語とともに登場人物の輪も広がっていきます。本に登場する前から誰かの外見が決まっている場合は、短い説明を添えて素材ライブラリに自分で追加してください。登場した際には、アシスタントがその設定シートを再利用します。
各シートには、適用開始となる章を指定できます。後の章で登場人物の姿が恒久的に変わる場合――別れの後の髪型や、戦いの後の傷跡など――は、その章から適用される新しいバージョンを追加してください。前の章では以前の外見が維持されます。
執筆と作画を並べて
書いた直後に章が描かれるのを見ると、文章の書き方が変わります。散文では生き生きしていると感じた場面が、物理的な出来事が何も起こっていないため、絵にすると平板になることがあります。明快だと思っていた場面が、登場人物二人が部屋の中のどこにいるのか示されていなかったため、実は分かりにくいと気づくこともあります。身振りや光の変化など、具体的なディテールを一つ加えるだけで、文章とページの両方がたいてい良くなります。
プロジェクトがアートディレクションと登場人物を記憶しているので、来週戻ってきて第9章を追加し、何も再設定せずにその制作を依頼できます。
手元にある章から始める
1章を書いて絵にしてもらい、物語とともにコミックを育てていきましょう。
あなたのストーリーを漫画にする