本格的に使う前に、小説でAIコミック生成ツールをテストする方法
ランディングページには、どれもキャラクターの一貫性を保てると書かれています。実際にそうなのかは、自分の本の3章を試せばわかります。どの章を選ぶか、各ページで何を確認するか、そしてどのツールにも使い回せる評価表をご紹介します。
短い答え
ギャラリーだけで漫画制作ツールの良し悪しを判断してはいけません。自分の本から3つの章――冒頭の章、かなり後の章、そして難しい場面のある章――を選び、それぞれに登場する同じキャラクターを比べてみましょう。
どのAI漫画生成ツールも、キャラクターの一貫性を保てるとうたっています。そのほとんどが、1ページに1人のキャラクターを描いて示していますが、これは最も簡単なケースです。小説は最も難しいケースです。全40章、何度も登場する人物が12人、物語に合わせて変わる服装、そして90ページ目でも見分けがつく主人公が必要になります。
本一冊を任せると決める前に、午後のうちにどんな種類のツールなのかを見極められます。試す方法をご紹介します。
ステップ1:お気に入りの章ではなく、3つの章を選ぶ
作家は、最も誇りに思っている場面で試しがちです。それではほとんど分かりません。代わりに、次の3つを選びましょう。
A章:登場
主要キャストが初めてそろって登場する章です。
ツールはあなたの描写を、見覚えのある顔や服装に変えられるでしょうか。また、適切な人物を適切なコマに配置できるでしょうか?
B章:遠く離れた場所での再登場
本のかなり後半にある章で、同じ登場人物が再び登場します。できれば、10章以上の間隔を空けてください。
この章の1ページ目に登場する主人公は、A章に登場した人物と同じですか?これはほとんどのツールが判定に失敗し、デモでもほとんど示されないテストです。
C章:難しいシーン
戦闘、群衆、追跡、または物語の中で何度も登場する場所でのシーン。
4人か5人が同じコマに登場しても一貫性を保てますか?また、繰り返し登場する場所は同じ場所に見えますか?
重要なのは章Bです。1ページの中で2人を一貫して描くのは簡単です。ほかの場面をいくつも描いたあと、20章も経ってから同じ2人を一貫して描けるかどうかが、まさに求められる仕事です。
ステップ2:すべてのツールに同じ入力を与える
章の文章は書き換えてプロンプトにするのではなく、そのまま貼り付けます。小説を読めるツールかどうかをテストしているので、ツール向けに文章を書き換えると、答えが見えなくなってしまいます。画風を1つ選び、3章すべてで統一してください。テストの途中で画風を変えると、一貫性とは関係のない理由で顔が違って見えてしまいます。
描画前にキャラクターを設定できるツールなら、そのツールが想定する方法で設定してください。それもテストの一部です。設定にかかった時間と、入力した文字数を記録しておきましょう。
ステップ3:すべてのページを同じ8つの質問で評価する
ページを横に並べ、章Aの隣に章Bを置いて、リストに沿って確認します。各項目を「合格」「一部合格」「不合格」で評価してください。
☐ 顔
A章の主人公と、B章の同じ人物を並べてみましょう。先を読んでいる読者でも、その人物だと見分けられるでしょうか?
☐ 服装
物語の中で変更されない限り、衣装は同じですか?コマごとにコートの色が変わると、別人のように見えます。
☐ コマに誰がいるか
登場すべき人物が描かれていますか?また、通行人が主人公そっくりになってしまうのを防げていますか?
☐ 筋書き
場面を勝手に作り出したり、重要な場面を飛ばしたりせず、章の出来事を順番どおりにページで伝えていますか?
☐ コマ内のテキスト
吹き出しの言語は希望どおりで、読みやすい長さで、スペルも正しいですか?
☐ 1ページだけを修正
1ページだけ描き直すよう依頼できますか?そのページだけが置き換わりますか、それとも章全体をやり直す必要がありますか?
☐ 予測しやすい料金
章の料金を事前に確認できましたか?失敗した画像にも料金がかかりましたか?
☐ ページの書き出し
スクリーンショットを撮らずに、すべてのページを順番どおりにフルサイズでダウンロードできますか?
顔や衣装は合格でも、「1ページだけ修正する」が不合格のツールは、まだ使えます。ただし、間違いを直すたびに章全体をやり直すことになります。章Bの顔が不合格になるツールは、ほかの点でどれほど優れていても、小説には使えません。
テスト中に注意したい危険信号
- 何かが始まる前に、章を画像生成用のプロンプトに書き直さなければなりません。つまり、ツールが翻案作業をあなたに押し戻しているのです。
- キャラクターを保存する場所がありません。ページごとに説明を入力し直す必要があるなら、顔がぶれてしまいます。
- デモで見られるのは、1ページに登場する1人のキャラクターだけです。1枚の画像では、30章分の実力は何も証明できません。
- 試すだけでもサブスクリプションが必要です。3章を試すのに月額プランまで必要なはずはありません。
- ページ単位で描き直せないため、ひとつの悪いコマのせいで章全体を無駄にすることになります。
Novel2Comicでテストを実行する
プロジェクトを作成して小説をインポートする(または「最初の章を書く」と「章を追加」を使って、3つの章だけを貼り付ける) ואז、コミックAIアシスタントにそれらを依頼します。1つのメッセージで、離れた章を指定することもできます。
コミックAIアシスタント
章の作成、描き直し、新しいキャラクターの追加を依頼できます。小説自体を読み取ります。
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あなた
本全体に取りかかる前に、一貫性をテストしたいです。2、14、21章をその順番で、それぞれ必要なページ数だけ描いてください。
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リファレンスライブラリを確認中
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チャプターと素材ライブラリを読み込み中2
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キャラクターを描画中Mara Quill
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キャラクターを描画中Tobin Reyes
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コミックアシスタント
2章ではマーラとトービンが登場するので、それぞれのリファレンスシートを描きました。2章には市場と屋上の2つの場面があるため、ページは2枚になります。1ページ目から始めます。
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マンガのページを描画中2
ここでは、3つの工夫によってスコアが読み取りやすくなっています。キャラクターシートは素材ライブラリに保存されているため、各ページが何をもとに描かれたのかを正確に確認できます。各ページには、その元になったストーリーボードが保持されています(チャプターで「ストーリーボードのプロンプトを表示」)。気に入らないページは、ほかのページに手を加えず、そのページだけ描き直せます。「チャプター14の2ページ目を、もう一度。マラをもっと怒った表情にして」と頼むだけです。
費用:通常、3章で約6ページに加えてキャラクターシートが3枚必要になり、画像は合計9枚、通常品質の場合は90クレジットになります。生成に失敗した画像の分は返金され、新規アカウントには無料クレジットが付与されます。
合格ラインの仕上がり例
第21章の主人公は、第2章と同じ顔、髪型、体格をしており、物語の中で変化がない限り服装も同じです。第14章の場面は、本文に書かれている場所で起こります。3つの章を読者に渡せば、誰が誰かを説明しなくても物語を追えるはずです。これができていれば、そのツールはあなたの本を形にしてくれます。できていなければ、第40章になってからプロンプトをいくら調整しても解決しません。
よくある質問
AIコミック生成ツールをテストするには、何章分が必要ですか?
3つあれば十分です。メインキャストを紹介する章、かなり後のほうで彼らが再登場する章、そして戦闘や群衆などの難しい場面がある章を1つずつ選びましょう。これらを合わせて試すことで、1ページの中だけでなく、ページをまたいでも顔が同じ人物として保たれるかを確認できます。
最も重要なチェックポイントは何ですか?
後半の章に登場する主人公が、序盤の章に登場した人物と同じだと見てわかるかどうかです。ほとんどどんなツールでも、1ページをうまく描くことはできます。1冊を通して顔を同じように保てるかどうかが、ツールの実力を分けます。
Novel2Comicでテストすると、どのくらい費用がかかりますか?
通常、3章で約6ページとキャラクターシート3枚、つまり画像9枚分が必要です。標準品質なら90クレジットに相当します。生成に失敗した画像の分は返還され、新規アカウントには無料クレジットがいくらか付与されます。
自信のある章でテストしたほうがいいですか?
いいえ。本全体を代表するような、一般的な章でテストしましょう。見せ場のシーンに合わせて調整されたツールでも、小説の大半を占める静かな章ではうまく機能しないことがあります。
3章で試してみましょう
小説を用意し、3つの章を選んで、自分でページを見比べてみましょう。
キャラクターの一貫性を確かめる